資格の特徴
パン生地の材料の配合、仕込み、発酵から仕上げ、製品検査まで、パンの製造技能について検定する国家資格がパン製造技能士です。検定には、学科試験と実技試験があります。ホテル、レストラン、パン屋さんなど働く場合は、取得していると役に立つでしょう。独立自営の道も開かれます。
取得・試験情報
認定職業能力開発施設などで職業訓練を修了すると、受検資格取得までの年数が短くなります。なお、実施した試験問題は公表されるので、閲覧することができます。また、在学中からパン屋さんでアルバイトをするなど、現場の技術を吸収する努力も必要でしょう。
検定受験費用は、1万8800円程度(実技試験1万5700円程度、学科試験3100円程度)。合格率は、48.6%(1級07年)。
適性・活かせる才能
パンの生地は生きもの。その日の温度、湿度などで生地の発酵具合に影響がでるので、手際のよさと細やかな神経が不可欠となります。自分でお店をもつ場合には、オリジナルのパンを考えるのも仕事となりますので、アイデアが豊富な人が向くでしょう。
働く場所・雇用形態
就職先は、ホテルやレストランのベーカリー部門やベーカリーショップ、パンメーカー、個人経営のパン屋さんなどがあります。ベテラン職人のもとで経験を積み、技術に自信がつき、資金面でメドがたてば、自分の店を開業する道もあるでしょう。
開催日時 : 年1回
開催場所 : 全国各都市
取得期間の目安 : 2年 2級
資格団体名 : 中央職業能力開発協会 技能検定部
問い合わせ先 : 03-5800-3638、3639
http://www.javada.or.jp/index.html
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