資格の特徴
高圧の電気設備工事や電気設備の維持・運用に関する監督を行うための資格で、監督できる範囲によって第1種から第3種に分かれます。一定以上の電気を利用する工事現場や工場などの建築物で、一般の事業所は第3種、大規模な需要設備がある事業所は第2種、発電所などを有する電力会社などでは第1種の資格者を選任することが義務付けられています。第1種を取得すれば、発電所や電力会社の専任技術者として評価が得られます。
取得・試験情報
参考書や問題集を使って学ぶのが一般的です。広い範囲から専門的な内容が出題されます。計算問題の割合も多いので十分な準備が必要です。
検定受験費用は、第3種(郵便)5200円、(インターネット)4850円。免状交付には手数料として一律2350円が別途必要です。合格率は、9%(第3種、07年度)。
適性・活かせる才能
電気は取り扱い次第で大きな事故につながります。それだけに、細心の注意を払って仕事に臨める人、慎重さや責任感をもった人が適していると言えるでしょう。また、現状を適切に判断する力や、指導できる力も必要となります。脚立やはしごの上での作業もあるため、平衡感覚や手先の器用さなども大切となるでしょう。
働く場所・雇用形態
主な活躍の場は、電力会社や電気工事会社などです。電気設備を持っている工場やビルなどでは電気主任技術者を選任することが義務づけられており、そうした方面で活躍することもできるでしょう。実務経験を積んで、独立開業をめざすことも可能です。第1種を取得すれば、発電所や電力会社の選任技術者として活躍することもできます。
開催日時 : 年1回
開催場所 : 全国各都市
取得期間の目安 : 6ヵ月 ~ 第3種
資格団体名 : (財)電気技術者試験センター本部事務局
問い合わせ先 : 03-3552-7691
http://www.shiken.or.jp/
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