資格の特徴
外国語に関する唯一の国家資格で、日本を訪れる外国人を案内して報酬を得るために必要な国家資格です。試験は、英語、フランス語、スペイン語、ドイツ語、中国語、イタリア語、ポルトガル語、ロシア語、韓国語、タイ語の10ヵ国語があります。語学のほか、日本の地理・歴史の知識や一般常識も出題されます。資格取得後は仕事を斡旋してくれる団体に属する人もいますが、フリーの通訳ガイドとして働く人がほとんどです。
取得・試験情報
スクールの受験対策講座で学ぶのが試験合格への近道。個人差はあるが、スクールの対策講座はほぼ1年間の学習で合格できるようカリキュラムが組まれていることが多いです。
検定受験費用は、8700円(08年度)。合格率は20.6%(07年度)。
適性・活かせる才能
さまざまな人に接するので、通訳する内容も幅広くなるでしょう。専門分野の勉強が常に必要なので、向上心のある人に向くのではないでしょうか。その場その場で瞬時の判断力や集中力も求められ、プレッシャーをはね返せる、精神的な強さも不可欠になるでしょう。
働く場所・雇用形態
企業の社内通訳者や派遣社員として働くほか、旅行代理店などに自分を売り込んだり、通訳エージェントに登録し、フリーランスの形で仕事を受けるという方法もあります。得意ジャンルをもち、同時通訳がこなせるレベルになると良いでしょう。また、仕事の現場で実力を養いながら、レベルアップのためにスクールの上級コースで勉強を続ける人も少なくありません。
開催日時 : 年1回
開催場所 : 全国各都市
取得期間の目安 : 約1年
資格団体名 : 独立行政法人国際観光振興機構 通訳案内士試験係
問い合わせ先 : 03-3216-1903
http://www.jnto.go.jp/jpn/
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